踵骨の構造から考える接地部位とは
2018年5月15日
足の構造と機能研究会の復習記事です。
シンポジウム1
足部の構造と機能
帝京大学福岡医療技術学部理学療法学科 壇順司先生の公演でした。
タイトルは 足部の構造と機能の追求ー踵部の構造と機能ー
壇先生は踵骨についての研究をされているということで、踵骨の形についての話がありました。
まとめていきます。
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人が立って歩くとき、はじめに接地するのは踵
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荷重位において踵骨隆起部での支持部位は内側突起と外側突起がある
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内側突起に比べて外側突起は小さく、外側方に位置する
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位置的に外側突起での荷重は考えにくい
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内側突起の内側と外側で支持しているのであれば、後足部は非常に不安定である
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踵骨の下にある脂肪組織は表層と深層で形状が違う
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この脂肪層が荷重されることで約7mmたわむことで、圧を分散していると考えられる。
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踵骨と脂肪組織の付着は内側が緩く、外側は強い
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このことで脂肪層の流動性が高まり、衝撃吸収材の役割を果たしているのではないか
踵はアキレス腱の付着部でもあり、踵の痛みで来院される方は非常に多いです。
接地時の骨支持が基本的には内側のみで行われているというのは個人的には凄く衝撃的でした。
走るときでも歩くときでも、基本的には外側から接地しますから、骨も外側部が支持面になると思っていましたので。。。
そうなると、治療のアプローチも変える必要が出てきますし、変えることで今まで以上に効率的に効果的に結果が出せそうな気がします。
最初の公演から学びが盛り沢山でした。
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