スウェイバック姿勢の背後にあるもの-股関節の役割を探る
股関節の動きと位置が、私たちの全身の姿勢とどのように結びついているのでしょうか?
最近、よく耳にする「スウェイバック姿勢」。
適切な体のアライメントを得るためには、股関節の働きを理解し、それを基にしたアプローチが必要となります。
スウェイバック姿勢は一般的にポピュラーなものとなり、これを持たない人を探すことの方が難しいとさえ言われています。
これには股関節中心の前方化が大きく関与しているとされています。
この状態では、股関節の伸展筋の筋出力低下や、腸腰筋の遠心性収縮の機能低下が見られることが多いのです。
特に大殿筋とその協同筋の筋活動の低下は、股関節伸展運動において大腿骨頭の前方への偏移を引き起こす可能性があります。
股関節が正常な位置や動きを失うと、腰部や膝などへの負担が増し、痛みや不調を生じさせる可能性が高まります。
腸腰筋の遠心性機能の低下については、筋が伸長された状態にあると仮定されますが、問題の根源は一見して明らかではない場合もあります。
股関節が伸展位に見えても、実際にはそうでないケースもあるためです。
スウェイバック姿勢では、股関節が伸展位にあり、骨盤も前傾しているように見える場合でも、教科書に記載されているように、骨盤前傾位のパターンが存在します。
股関節の問題が全身の姿勢やパフォーマンスに及ぼす影響を理解し、適切な評価とアプローチを行うことで、体のバランスを保ちながら動作の質を向上させることができるのです。
股関節を中心にした理解と治療アプローチは、私たちが日常の動きやスポーツパフォーマンスを最適化し、将来的な問題から体を守る手段となるのです。