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骨格筋の痛みと感覚:複雑な神経終末のネットワークを解明

私たちの身体には無数の感覚器が存在し、これらは日々の活動や外部からの刺激に対して重要な情報を提供しています。

特に、骨格筋内の感覚器は、筋肉の動きや外部からの圧力、さらには内部からの痛みに対して私たちを警告する役割を果たしています。
 

驚くべきことに、骨格筋を支配する神経の約75%は、筋や筋膜に存在する遊離神経終末で構成されています。

これらの神経終末から発する侵害感覚信号の一部は、III群侵害感覚神経を経由して伝達されます。

これらの神経終末は、筋伸張や貧血には反応しませんが、軽い圧から傷害的な圧まで様々なレベルの圧力に反応することが知られています。


これらの神経終末は「圧・痛覚終末」とも呼ばれ、bradykinin、serotonin、histamine、KClなどの発痛物質に反応します。

これらの物質が動脈に注射されると、神経終末は興奮し、熱刺激や低張液にも反応します。

その信号は、有髄神経を通じて伝達され、筋肉内で髄鞘を脱ぎ、約1mmの距離を走り、25×200μmの受容野を持ちます。
 

一方、IVV群侵害感覚神経を経由する侵害感覚信号も存在します。

これらの高閾値を持つ神経は「多モード感受性」を示し、発痛物質、筋収縮に反応するかどうかによって、異なる種類が存在します。

筋収縮に反応する神経終末は、筋収縮によって骨格筋内の血流が閉塞されることに対する反応と考えられています。
 

さらに、prostaglandin E2やserotoninは、bradykininの動脈注射に対するIV群感覚器の感度を高めることが知られています。
 

これらの発見は、私たちが日々経験する筋肉の動きや痛みの背後にある複雑な生物学的プロセスを明らかにしています。

骨格筋内の感覚器の理解は、筋肉の健康維持、運動療法の改善、さらには慢性的な筋肉痛の治療に役立つ可能性があります。

これらの神経終末のネットワークは、私たちの感覚システムの重要な一部を形成し、その複雑さと精密さは、生物学の不思議を再確認させてくれます。

2024年01月01日 14:50

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