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関節の感覚: 神経終末と痛みの感知

私たちの関節は、日々の動作に欠かせない重要な構造であり、関節内には痛みや圧力を感知するための複雑な感覚器が存在しています。

これらの感覚器は、関節侵害感覚器(joint nociceptor)として知られ、関節の健康と機能に不可欠な役割を果たしています。
 

関節侵害感覚器には、主神経幹から直接に関節を支配するタイプと、関節周辺の筋を支配する神経の枝を介して関節を支配するタイプの2種類が存在します。

これらの感覚神経は、III群とIV群に分類され、すべて遊離神経終末に終わります。

遊離神経終末とは、神経の末端が特定の構造に取り囲まれていない状態を指し、直接に環境の変化を感知することができます。
 

これらの感覚器は、関節への血管も支配し、受容野は大きく、低いものから高いものまで様々な閾値を持ちます。

一般に、III(Aδ)群神経はIVV(C)群神経より閾値が低いとされています。

研究によれば、ネコの膝関節を支配する神経線維群には0.3〜2.5m/sの伝導速度を持つものがあり、これらはIVV群神経に属します。
 

特に注目すべきは、これらの感覚器の26〜34%が自発性放電を持ち、その頻度は平均1.1±0.22 imp/sで、これはパチーニ様終末からの信号頻度よりも高いということです。

関節嚢への機械的刺激に対して、これらの感覚器は高い閾値(5〜10g以上)で応答し、不規則だが比較的持続的な感覚放電を起こします。


これらの感覚器は、bradykinin、serotonin、KClなどの動脈注射に強く応答することも分かっています。

これらの物質は、皮膚や筋に存在する侵害刺激感覚器を刺激することで知られており、関節の感覚器の反応性を示す重要な指標となります。
 

関節の遊離神経終末が関節の血管と密接に関係しているという事実は、関節の健康と機能において重要な意味を持ちます。

これらの知見は、関節の痛みや障害を理解し、治療するための新たなアプローチを提供する可能性を秘めています。

関節内の感覚器の機能と働きを深く理解することで、私たちは関節の健康を維持し、改善するためのより効果的な方法を見つけることができるでしょう。

2024年01月05日 11:38

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