大阪府吹田市のスポーツ鍼灸マッサージ治療院 Physical conditioning center ACT

土日祝日も21時(最終受付20時)まで開院してます。
トップアスリートも通う吹田のスポーツ鍼灸マッサージ治療院です。

Blk

HOMEブログページ ≫ P2受容体:腸神経系と脳の神経活動におけるその役割 ≫

P2受容体:腸神経系と脳の神経活動におけるその役割

P2受容体は、私たちの神経系で重要な役割を果たす膜タンパク質の一種です。
これらの受容体は、P2YとP2Xの2つの主要なタイプに分けられ、各々が異なる機能と作用メカニズムを持っています。

P2受容体の種類と機能

P2受容体には、代謝生成物関連受容体であるP2Yと、イオン関連受容体であるP2Xがあります。
P2Y受容体はG結合蛋白質を介して働き、1、2、4、6、11、12、13のsubclassがあります。
一方、P2X受容体には1から7までのsubclassがあります。

P2Y受容体の腸神経系での役割

P2Y受容体は、特に腸神経系のシナプスで活動しています。
例えば、モルモットの小腸の粘膜下神経叢シナプスでは、ATPがP2Y受容体に作用して、緩徐な興奮性シナプス後電位(sEPSP)を引き起こします。
この過程では、phospholipase Cによるinositol 1,4,5-triphosphateの合成が活性化され、細胞質内の遊離Ca2+濃度が上昇します。
これにより、腸の運動性や分泌機能が調節されるのです。

アデノシンの神経抑制効果

一方で、アデノシンは脳組織の細胞外間隙に常在し、神経細胞膜にある受容体に結合することで神経活動を抑制します。
これは、アデノシンがP1受容体に作用することにより生じる現象で、特に緊張状態やストレス反応の調節に重要な役割を果たしています。

まとめ

P2受容体は、私たちの神経系、特に腸神経系において重要な役割を果たしています。
これらの受容体を介したシグナル伝達は、消化器系の機能調節や脳の神経活動の抑制に不可欠です。
アデノシンとの相互作用を含むこれらのプロセスの理解は、神経系疾患や消化器系の病態の治療法開発において重要な意味を持っています。
P2受容体に関する研究は、これらの複雑な生物学的プロセスを解明する鍵となり得るのです。

2024年01月30日 13:28

06-6170-1022

大阪府吹田市山田西1丁目36番1号
第5旭栄ビル203B号

営業時間
9:00~21:00(最終受付20時)
定休日
不定休

店舗概要こちらから

Side Menu

モバイルサイト

スポーツ鍼灸マッサージ治療院 physical conditioning center ACTスマホサイトQRコード

physical conditioning center ACTモバイルサイトへはこちらのQRコードからどうぞ!