大阪府吹田市のスポーツ鍼灸マッサージ治療院 Physical conditioning center ACT

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痛みのメカニズムを解明:一次性と二次性痛覚過敏の科学

痛覚過敏は、日常的な痛みが異常に感じられるようになる現象で、多くの人々が経験する不快な状態です。
この記事では、痛覚過敏の二つの形態、一次性痛覚過敏と二次性痛覚過敏に焦点を当て、その生理学的背景と、それらがどのようにして発生するかを詳しく探ります。

一次性痛覚過敏とは何か?

一次性痛覚過敏は、侵害刺激(たとえばカプサイシンの皮内注射など)が直接作用した部位で発生します。
この現象は、該当部位を支配する無髄神経軸索から発生する活動電位が全体に広がり、炎症反応を引き起こすchemokineの放出によって特徴付けられます。
これにより、痛覚の敏感性が高まり、通常は痛みを感じないような軽い刺激でも強い痛みとして感じるようになります。

二次性痛覚過敏の発生メカニズム

二次性痛覚過敏は、一次性痛覚過敏が発生した部位から10~50mm離れた場所で起こります。
ここで重要な役割を果たすのは、chemokineが放出された際に影響を受ける、重複支配する別の無髄神経軸索です。
この神経軸索が興奮すると、隣接する皮膚部位でも痛覚が過敏になり、痛みが広範囲に拡がる現象が発生します。
加えて、このプロセスは周囲の血管を拡張させ、浮腫を引き起こし、さらなる不快感をもたらすことがあります。

痛覚過敏の理解が重要な理由

このようにして痛覚過敏が発生するメカニズムを理解することは、痛みの治療法を改善する上で極めて重要です。
特に慢性的な痛みを抱える人々にとって、これらの知見は治療法の開発に役立ち、より効果的な痛み管理を可能にします。
また、痛覚過敏のメカニズムを解明することは、痛みの予防や緩和だけでなく、患者さん自身が自らの症状を理解しやすくするためにも重要です。

痛覚過敏の研究はまだ進行中であり、これからも多くの発見が期待されます。
しかし、現在利用可能な知識を活用することで、私たちはより効果的な治療戦略を開発し、痛みのないより快適な生活を送るための一歩を踏み出すことができるのです。

2024年04月17日 14:04

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