新年あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。
Physical conditioning center ACTは2019年も全てのアスリートの力になれるように、精一杯頑張っていきます。
2018年は様々な出会いに恵まれ、大きな大会もたくさん経験させていただきました。
2019年は今まで以上に皆さんの力になれますよう努力を重ねて参ります。
今年もよろしくお願いします。
Physical conditioning center ACT
代表 平井貴昭
土日祝日も21時まで開院してます。
トップアスリートも通う吹田のスポーツ鍼灸マッサージ治療院です。
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新年あけましておめでとうございます。
Physical conditioning center ACTは2019年も全てのアスリートの力になれるように、精一杯頑張っていきます。
2018年は様々な出会いに恵まれ、大きな大会もたくさん経験させていただきました。
2019年は今まで以上に皆さんの力になれますよう努力を重ねて参ります。
今年もよろしくお願いします。
Physical conditioning center ACT
代表 平井貴昭
ACTでは例年通り、年末年始も休まず営業しております。
2019年を迎える前に、痛み・疲れを取って、スタートダッシュを切りませんか?
急患対応も行っていますので、何かありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。
今日は足底筋膜炎(足底腱膜炎)について。
当院にも足底腱膜炎で悩まれている患者さんは多く来られています。
一度他の整骨院などで見てもらっていたが良くならず、来院。というパターンが多い症状でもあります。
慢性化しているとなかなか一回で痛みが消失する。ということはありませんが、継続して治療していくことで日々改善が見られるケースがほとんどです。
当院では、
・あん摩マッサージ指圧師資格を持っているので、マッサージ治療が可能です。足底腱膜そのものではなく、周囲の筋肉を緩めていくことで改善していくことが多いです。(整骨院の先生=柔道整復師はマッサージは行なえません。)
・鍼灸師資格を持っているので鍼灸での治療が可能です。足底腱膜は非常に硬い組織なので、徒手で直接的に緩めたりなどは現実的に不可能と言えます。
・スポーツシューフィッターマスターとして、シューズの履き方インソールの調整などの指導によって改善するケースも多いです。
・テーピングによって一時的な痛みの軽減ももちろん可能です。
足底腱膜の解剖について
足底筋膜(Plantar fascia)は踵骨結節付着部から中足骨に位置する腱組織です。
足底腱膜炎は筋腱付着部の障害であり、運動で発生する強い力学的エネルギーに常にさらされているため、損傷を受けやすい環境に置かれています。
足底腱膜は中央・外側・内側の3つから構成され、中央構成はアキレス腱や足底筋の影響を多く受けることから、アキレス腱や足底筋の状態が悪いことで足底筋膜炎になるケースも多いようです。
ふくらはぎの張り感が関係ありそうってことですね。
ふくらはぎが硬いから足底に負担がかかるのか、足底に負担がかかるとふくらはぎも硬くなるのかは、難しいところですね。
足底腱膜は、足が体重を支えているときに張力を受けて、足のアーチの支持に貢献しています。
足底腱膜が損傷するまで負荷をかけた実験では踵骨近位付着部での損傷が多く、足底腱膜炎の好発部位と一致します。
舟状骨が落ち込んでいて扁平足になってると足部の機能不全や足底筋膜炎につながる可能性がある。
扁平足になると物理的に足底筋膜が伸ばされている状況が長く続くので、負担が大きいだろうと予測できますね。
足底筋膜炎の診断方法について
足底筋膜炎の初期症状として朝一歩目の踵痛と安静後の歩き始めの踵痛があること、夜間のこむら返りなどが自覚症状として感じやすいものです。
慢性化してくると、歩行時常に痛みを感じるようになってきます。
見た目では、腫脹・発赤・熱感を持っていることが少ないことも特徴です。
逆にいうと、明らかな腫脹・発赤・熱感がある場合は踵骨疲労骨折・踵骨骨髄炎・セーバー病(Server病)・足底腱膜線維腫症・Heel pad atrophyなどの疑いもあるので、整形外科でのレントゲン診断などが必要になってきます。
足部に愁訴を有する患者の11〜15%を占めるという報告もあり、アスリート以外にも多く発症する疾患です。
踵部痛を有する原因疾患の中で最も多いとされています。
足底腱膜炎の多くのパターンでは、保存療法(とにかく休む)が選択され、80〜90%の例で症状が改善するとされています。
しかし、アスリートではできるだけ休みたくない、休めないアスリートも多く、そのような方に多く来院頂いています。
足底腱膜炎の保存療法について
足底腱膜炎の患者は足に体重をかけることができない状態で来院される事が多いです。
足底筋膜のストレッチに合わせてふくらはぎも同時にストレッチすると良い。
踵の痛みでは、週2回治療を受けるよりも、毎日のストレッチの方が効果的なのではないかというようなデータも出てきています。
もちろん、併用するのがより良いということなのでしょうが、自分でできることもたくさんあるということですね。
このような論文も出てきたので、やはり足底だけをケアするのではダメで、その上のふくらはぎも同時にいい状態に保つ必要があるということでしょう。
論文ベースですと、アキレス腱のストレッチ・足底腱膜のストレッチを20秒を5回、1日2セット程度行うプロトコルが一般的のようです。
アキレス腱・足底腱膜はストレッチでは伸びないという報告も多くありますが、ストレッチで効果が出ているということは厳密には腓腹筋や足部内在筋などがストレッチされる事が効果的ということですかね。
3Dプリンタで作成したヒールカップはかかとの痛みに効果的である。
こちらの論文では、足の装具の踵の痛みに対しての効果は認められなかったとあります。
3Dプリンタだったから効果があったのか、インソールなどといっても種類は様々ですから、見解が一致しづらいのかなという印象です。
足底腱膜炎に対する局所注射での治療について
足底腱膜に対する局所治療にはステロイド注射とヒアルロン酸注射があります。
足底腱膜炎に限らず、難治性または症状の強い筋腱付着部障害に対して、ステロイドの局所注射が行われています。
ステロイド注射は短期的(8週以内)には消炎鎮痛の効果があるが、1年後は他の治療法よりも効果が劣る報告もあります。
また、副作用として腱の萎縮や断裂の報告もあるので、ステロイド注射をする際は担当医としっかりと話し合う必要がありますね。
ヒアルロン酸での局所注射は現在私が調べた範囲では強い副作用は報告されておらず、足底腱膜炎に限らず筋腱付着部へのヒアルロン酸注入は一定の効果を得ているようです。
足底筋膜炎には徒手療法・超音波・運動療法は効果的だけど、鍼に電気を流す治療法も組み合わせるとより効果的なんじゃないか。
個人的に普段から有効だと感じていた方法がこういう形で支持されると嬉しいですね。
ただ、足底筋膜に鍼を打つのは結構痛いので、避けれるものなら避けようと思ってます。
しかし、この論文では、明確に言い切るためにはもっと大規模なプラセボ群との対照比較実験が必要と言われています。
足底筋膜の厚さに関するものも多く出てきています。
この論文では女性は足底筋膜炎になると足底筋膜が厚くなると報告されています。
随時追記していきます。2019/01/09
2019年U20日本室内陸上競技大阪大会(通称室内陸上)の参加標準記録が発表されています。
2019年2月2日・3日の開催です。
参加標準記録はこちらから見れます。
一昨年までは中学の部・高校の部の2カテゴリーだったのが、昨年は中学の部・U20の部に変更
そして今年からU16・U18・U20の3カテゴリーに変更となりました。
2018年1月1日から参加標準記録を公認記録で超えておく必要があります。
エントリーは明後日11月16日〜12月10日まで。
中学3年生・高校3年生は時期的に参加が難しい選手も多いかと思いますが、大阪城ホールを走れる唯一の試合ですし、チャンスがある方はぜひ参加していただきたいですね!
ヌケヌケ病について、最近多くの患者様が来院され、ある程度改善されて来ましたので、一度現在の私の考え方などをまとめておこうと思います。
あくまでも現在の私の対処の仕方であり、唯一の答えとは思っていませんし、まだ明確な答えが無いからこそ多くの選手が悩んでいるのだと思います。
少しでも参考になればと思います。
今年に入ってからヌケヌケ病についての情報がSNSやネットでも大きく取り上げられ、自分の今の状況ってヌケヌケ病なのでは?と思い、当院に相談に来られる方が増えてきました。
現在20名ほどそのようなご相談を受けてきましたが、一言でヌケヌケ病と言って来られても、症状は様々であることが多かったです。
・ゆっくりのジョグは問題なく行えるけれども、ダッシュが上手くいかない
・ダッシュは出来るけれども、ある一定のペースで走ると段々上手く走れなくなってくる
・スピードは関係なく、一定以上の時間走り続けると上手く走れなくなってくる
・普段の練習では全く問題ないけれど、試合になると症状が出てくる
などなど、状況が皆同じではない事からも、必ずしも原因が同じではないのではないか。と考えています。
しかし、選手の話を聞き、実際に走りを見ていく中である程度共通していることも見えてきました。
ヌケヌケ病の選手に共通する症状なのか、たまたま私のもとに来た選手の共通点なのかは断定的には言えないところではありますが…
・臀筋群or腸腰筋群の筋力低下(両方の場合もあり。必ずしも筋量減少とは限らない)
・接地の感覚がない(これが抜けている感覚につながっている?)
この辺りは共通してるなぁという感じです。
ここからはあくまでも個人的な見解となりますが、
・接地の感覚がない
→接地感を求めて今以上に強く地面を押そうとする
→実際は既に力は入っているのでこれ以上筋肉に力は入らない
→接地のタイミングと筋力の入力タイミングにずれが生じる
→抜ける感覚が生じる
となっているパターンはあるのではないかなと。
念を押しますが、あくまでも個人的な見解です。
最初の「なぜ接地の感覚がなくなっていくのか」に関しては正直まだ全然分かりません…
おそらく音楽家の方などがなるジストニアと似たような減少ではないかなと思っているのですが…
接地の感覚がないので、接地感を求めてより地面を押そうとする傾向は、意外と多いです。
地面を強く押さないと速く走れない。と思っている選手に多い傾向です。
しかし、様々なトップアスリートからの話や、未熟ながら自身の経験からも言えることですが、
地面を押せてる感と実際に地面を押せているかは殆どの場合イコールとはなりません。
ここを感覚的に理解してもらえるかどうかは症状改善の早さに大きく影響してくるなぁと感じます。
当院で行なっていく順序としては
1、まず、左右の筋力差(特に臀筋群・腸腰筋群)を確認する
2、緩める必要があれば、鍼やマッサージなどを用い、縮めれるようにする必要があればエクササイズを取り入れたり、EMSなどの電気を使って外部刺激で収縮をインプットする事もあります。
3、筋肉の状態の改善とともに、走る中での意識の改善(ああしようこうしようと色々考えないほうが上手くいくケースは多いです)
4、いきなりだと走れない場合は多いので、まず片脚でのしゃがみ込みやジャンプなどから始めることも多いです。
文字にすると簡単ですね。実際はかなり細かく見ていくので、我流では難しいと思います。もちろんそれでよくなれば素晴らしいですが。
この辺りを何度も何度もしつこくしつこく一歩ずつ着実に繰り返していく事が多いです。
正直なところ、私の力量不足から、現在は週1回の来院から始めて、改善に伴って徐々に来院頻度を減らしていき3ヶ月で卒業というのが平均的なところです。
もっとかかっている人もいますし(現在も日々少しずつ改善しています)もっと早く卒業できる方もおられます。
少しずつしか出てこない変化ですが、これをどれだけ辛抱強く行っていけるかが大切かなと…
競技人生は無限の時間があるわけではありませんから、私としてもより早く改善させていけるよう今後も精進していく次第です。
あくまでも私が実際に行って上手くいった症例を集めただけですが、少しでも誰かの参考になればと思い、書き残しておきます。